読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

古代兵器格納庫

過去の遺物

歪なコスト論とDMの未来

2017/05/05 DM甲子園

 

自分の中のデュエルマスターズは死んだ。

 

 

 

 

 

 

やる意味はないと薄々勘付いていたものの見ないふりをして誤魔化しやっていたが、それが如実に現れたと思う。戦績だけ見れば自分の個人戦績は6-6で負け越しているわけではない。しかしそれはDMに愛想を尽かさない理由にはならないのだ。

 

負け方だってアホみたいに強い宇宙ムーブを押し通されて負けたわけではない。今の環境の"普通"の負け方をした。どこのCSでも起きているような現環境の常識的な動きだ。

人間嫌な記憶は忘れようとする為朧げにしか覚えていないが、昨日の負けは確かこうだ。

 

相手が先攻4ターン目、5マナ。マナは全て赤くドラゴンだ。スクチェン、ネクスト、バトライ閣。盾に2点。閣効果でレジェドギ。こちらのクリーチャーをレジェドギで処理。閣から永遠。閣は武神へ。武神で3点。出たのは全てドラゴン。いくらトリガーがあろうが天門クラスに盾からプレイヤーを殺すデッキでなければ受けられない猛攻。制圧。自分のデッキにはそれを返せるだけの受けがないことを知っている。負け。

 

これが今の環境の"普通"だ。スクチェンからネクストを発射されればハートバーンを出さずともネクストはSAだ。閣チャンスが2回ある。スクチェンネクストは合わせて5マナ。ネクストの武装も5マナあれば達成だ。

 

何を考えてスクチェンを刷った。出た当初からギフト制限します!→スクチェンが出るからこれでマナロックを投げよう!などと言った支離滅裂な開発であったことは知っている。それでも俺は問いただすぞ。何を考えていた?テストプレイはしたか?開発側が考えていたスクチェンマナロックだけで見てもよっぽどの馬鹿じゃない限りダメだとわかるだろう。スクチェンが出たのは多色推しの頃だぞ。マナロックが出た頃は単色推しで1〜2マナしか止まらないから殴るリュウセイ程度の認識でよかっただろう。多色推しで刷った意図はなんだ。言ってみろクソ開発。ユーザーにβテストをさせなくともこれぐらいはわかっただろうが。いい加減にしろ。俺は怒っている。

 

 

さて、もう一つの環境の"普通"を見てみようか。2マナステップル、ブースト分のマナでジャック。4マナとステップルタップでマリニャン。エウル立てます。エウル裏返して2軽減。ジャーベル。サンマッド持ってきます。マナからアラゴト。ジャーベルバウンス。ジャーベル、サーチ。サンマッド、アラゴトマナへ。アラゴト、サンマッドバウンス…

 

ここまでならただのループデッキとしてまだ擁護できる面もなくはない。しかしサンマッドをよく見ろ。3打点だぞあいつ。ジャックをよく見ろ。2打点だぞあいつ。挙げ句の果てにはサンナップからサンマッドで3点SAの3マナクリーチャーだ。打点が容易に揃う。ヤドックを出せばジャックを殴り返そうと踏み倒されて出そうとした中型クリーチャーがマナに行く。トリガーの代名詞ホーリーもマナに行く。効果は使えないときたもんだ。訳がわかるか?このデッキはループデッキなんだよ。その癖強引にヤドック絡めた6点でトリガーをケアして殴ってくる。殴れない相手はそのぶん速度も遅いからゆったりループの準備をして無限にヴォルグサンダーでも投げればいいさ。

 

これもまた環境の"普通"だ。ここまで読んで何も疑問を持たない人が多いんだぞ。"普通"ってなんだよ。先攻4ターンでループ、トリガーケア絡んだビートができるデッキ。最速先攻3ターン、悪くても5〜6ターンで過剰打点を生みつつ殴るデッキ。どっちも環境の"普通"だ。

 

昔やっていてふと今のDMがどうなっているか覗き込んだ人は腰を抜かすぞ。2度と立てなくなって車椅子生活してもおかしくないぞ。それぐらいに"普通"が"異常"なんだ。トリガーをケアして殴る。相手のテンポを崩す。そういった戦略なんて一切取れないこの環境がおかしいとは誰も思わないのか?いや、思っているが嫌々やっている人は居るだろう。寧ろ8〜9割の人がどちらかでも滅べと念じていると俺は思っている。

 

殴るデッキはネクストに全てを否定され、ループデッキは猿に全てを否定される。それでいてどちらも同型戦になるとプレイの介入する余地が少ない。相手に殺される前に相手を殺せと6点ぶち込むことしか考えなくなるのが今の環境だ。それを嫌ってか、どちらかに不利になろうとも別のデッキを握る人がいる。しかしCSレベルの大会ではどこかで最大出力を叩きつけてくるネクストか猿に彼らは滅ぼされる。結局優勝は2強のどちらかだ。こんなCS結果がほとんどで健全な環境と言えるか?

 

昔からDMPは遊戯王を見て「魔導征龍2強だやりたくないwww」「まーたEMemかよつまんなそう」と呟いていただろう?それが今はどうだ?自分達がやっているゲームが蔑んでいたものと同じだぞ。目を覚ませ。遊戯王のルール改訂?MTGの制限発表から3日後の緊急制限発表?そんな対岸の火事を見て騒ぐ前にやることがあるだろ。自分達の置かれた状況をよく見ろ。人のところに気を取られすぎだろ。

 

 

 

今のDMは速度のインフレが激しいと認識して欲しい。コスト論なんて踏み倒せるかどうかの一文だけで判断されてもおかしくない時代になったぞ。コントロールと言ったアーキタイプが絶滅寸前まで追いやられているぞ。

 

自分が速度のインフレを感じ始めたのは赤バイクにドキンダムが入り始めた頃だ。あのデッキは踏み倒すのは単体とはいえ3ターン目に除去持ち3点入れてくるデッキだぞ。12000ある進化クリーチャーと来たもんだ。後攻3ターン目に除去できるカードなんてあったか?もちろんバウンスは意味をなさない。この時点で相当危ない環境ではあったが、フェアリーギフトがメタカードの早出しをサポートしたり、天門が殴るアーキタイプを抑止していたから速度のインフレに対抗手段はあった。

 

次に目に付いたのはドギラゴン剣だ。5マナのSAドラゴンから6点生み出すカード。ドギラゴン剣4、イーヴィル4、アパッチ4、ドキンダム1で13枚でデッキの核が完成する。先程述べたバイクは28枚がバイクの基本セットと言われる程度でサブカラーを追加するしかできなかった。しかしドギラゴン剣はどうだ?13枚でデッキが完成するなら残りでできることは幅広い。ここで一度ビートダウンと言うアーキタイプは死滅した。全てドギラゴン剣ハッピーセットを積んだ方が良いと言われるまでになりドギラゴン剣と言うアーキタイプへと早変わりした。デッキを構築させる意味を失わせるカード。それがドギラゴン剣であった。

 

更に追い討ちを掛けるようにフェアリーギフトの規制が施行された。理由はGP2nd優勝のマークロループ、環境に蔓延していたデアリドギラゴン剣への採用率を見てのことだと思う。この頃から本当に新しいデッキタイプが出現することは稀になったと思う。(GP3rdでお披露目されたWINNERSのジョバンニによってある程度環境の高速化は収まったが、今度はジョバンニ自体のロックが早く一発退場となった)

 

そして今の環境である。ネクスト、猿の2強時代。速さと何かをハイブリッドしたデッキによりほとんどのデッキが否定され始めている。このまま次の殿堂改訂まで環境を放置すると言うのであれば辞めていくプレイヤーは多いであろう。と言うより、MTGでやらかした御自慢の緊急改訂をこちらでもするべきであろう。今こちらの環境で望まれていることとMTGの緊急改訂は事情が違う。DMでやっても同じミスをしない限りは褒められるだろう。

 

ここまでの長文、ご精読ありがとうございました。何か意見がある場合はTwitter (@dlnbbn )まで直接どうぞ。

 

 

 

 

お願いだからネクストと猿の2強時代を終わらせてくれ。それまで俺は引退します。